- 1.仕事の内容
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専用の刃物でキズをつけて、滲み出る漆液を掻き取る仕事です。採取作業と携わる職人はどちらも「漆掻き」と呼ばれ、シーズンで一人平均50キログラムの荒味漆(あらみうるし)を生産します。日本一の漆生産地である岩手県二戸地域で作られる漆の8割は、国宝・重要文化財建造物の保存修理に使用されています。持久力が必要な自然相手の仕事です。最盛期は早朝からの勤務があります。
- 2.研修制度
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- ・社内新人研修
- ・(一社)社寺建造物美術保存技術協会新規採用者研修
- ・日本うるし掻き技術保存会関連研修
- ・伐採等の業務従事者特別教育(岩手県林災防主催)
- ・刈払機取扱作業者安全衛生教育(岩手県林災防主催)
- 3.当部門のアピールポイント
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- (1)正社員雇用
- 漆掻きは春~秋までの季節仕事のため、冬場の仕事が確保されていないことが若手定着の課題でした。現在も個人事業主としての働き方が主流である一方、漆を出荷するまでの間は収入がなく不安定で、万一の怪我の際には保証がありません。
弊社では本業を生かし、通年で漆に携われる勤務体制を構築し、社会保険完備の正社員雇用(月給制)を採用しているため、安心して仕事に集中できます。さらに、採取量などの成果は年一回の昇給に反映される評価制度を設けています。
- (2)指導体制と地元連携
- ・文化庁認定の選定保存技術保存団体である「日本うるし掻き技術保存会」正会員の社員が、伝統的な採取法を伝授します。
- ・当社は岩手県浄法寺漆生産組合の正組合員(法人会員)です。
- ・二戸市と「地方創生に関する連携協定」を締結し、まち・ひと・しごと創生総合戦略の推進にご協力しています。
- ・二戸支社及び工房は旧二戸市立御返地中学校1階校舎を活用させていただいております。
- 4.SNS等へのリンク
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公式アカウントで二戸支社の日々の業務をお届けしています。
https://lit.link/konishininohe
- 5.募集内容と採用までの流れ
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- 【雇用形態】
- 正社員(試用期間は採用の日から6ヵ月間)
- 【給与】
- 月給:21万円以上
- 【待遇・福利厚生】
- ・社会保険完備(厚生年金・雇用保険・健康保険・労災保険)
- ・年1回昇給あり(業務実績による)
- ・退職金制度あり(勤続1年以上)
- ・住宅手当制度あり
- ・通勤手当あり
- ・産休・育休制度あり
- ・定年制あり一律65歳、再任用あり
- 【必要な資格】
- 普通自動車運転免許(AT限定不可)
- 【勤務時間】
- 7:50‐17:00(休憩70分)
- 【休日・休暇】
- ・年間休日数120日程度+年次有給休暇(労基法に基づく)
- ・漆掻き最盛期(7月~9月)は残業あり
- 【仕事の特徴】
- ・採取した漆は全て国宝・重要文化財等の修復に使われます
- ・自然の中で自分の裁量で働けます
- ・未経験者でも全く問題ありません(所属職人は全員未経験者でした)
- ・頑張った成果が目に見えるため、充実感が持てる仕事です
- 【求める人物像】
- ・責任感を持って自分の仕事をやり遂げられる人
- ・人の話やアドバイスを素直に聞くことができる人
- ・工夫しながら仕事に向かえて、技術の鍛錬についてたゆまず努力ができる人
- 【このような方は特に歓迎です】
- ・農林業、伝統技術に興味のある方
- ・自然が豊かな地方での仕事に挑戦したい方
- ・第二新卒も歓迎
- ・体力に自信のある方
- 【選考プロセス】
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- 電話またはメールで二戸支社までお問い合わせください
- 採用担当より選考方法をご連絡します
- 書類選考
- 面接および漆掻き体験
- 採用
- 【応募方法】
- ・応募の際は履歴書、職務経歴書を二戸支社まで郵送をお願いいたします。
- ・書類選考通過者には、漆掻き体験と二戸支社での面接を同一日程で受けていただきます。
- ・上記面接に係る交通費は行政等の補助金をご紹介するとともに、地域外の方には一部支給を行いますので、事前にご相談ください。
- 【採用窓口・お問い合わせ先】
- 小西美術工藝社二戸支社
- 〒028-6723 岩手県二戸市安比字上大簗平4-2
- TEL
0195-22-4858
- MAIL