金工部
彩色部
漆工部

1.仕事の内容
(1)漆工
日本の伝統的な塗料である漆・顔料を使い、国宝・重要文化財等の社寺建造物を保存修理塗装します。塗装修理の作業は漆を使い、伝統技術に基づいて既存塗装を「調査」「落とし」「素地調製(そじちょうせい)」「下地付け」「中塗り」「上塗り」に大別した、20~30工程にもわたる地道な根気のいる作業です。
(2)彩色工
極彩色・彩色修理の作業は、既存状況の「調査」「下絵(見取図)」「落とし」「素地調製」「下色」「上色」など、一筆一筆描きます。
(3)金工

文化財建造物の内外部を飾る錺金具や、金工に関わる美術工芸品等の補修・復原を行います。作業は現状調査から始まり、技術検証や次期修理までの環境対策など、管理者との入念な話し合いのもと進めます。鍛金・彫金などの金工技術の他、各種金属の科学的知識や、金箔・漆の知識も求められます。特に金工技術に関しては、風土や時代背景により用いられる技術が異なるため、より深い見識と修練が必要です。

最初は文化財・漆・彩色等に関する知識がなくても問題はありません。研修会を開催し、丁寧に一から教えます。また、学歴も問いません。全国に赴任して、日本各地の文化に触れながら仕事ができます。その際の滞在期間は、数ヵ月または3~5年にわたる場合もあります。

2.研修制度
(1)新人向け
・社内新人研修
・(一社)社寺建造物美術保存技術協会新規採用者研修
(2)経験年数に応じた技能者認定制度
入社後は全社員が「初級技能者」として、(一社)社寺建造物保存技術協会に登録されます。研修と鍛錬を重ね、5年目に初級カリキュラムを終了すると「中級技能者」に昇格します。以降、11年目を目安に「准上級技能者」に。さらに16年目以降に、優秀な技術・知識・経験があり、現場をまとめる高い能力を持つ職人が、審査のうえで最上位の「上級技能者」に認定されます。
3.求める人物像
・手仕事が好きで作業に集中できる人
・向上心があり素直な人
・文化の担い手になりたい人
4.募集内容と採用までの流れ
【雇用形態】
正社員(試用期間は採用の日から6ヵ月間)
【給与】
月給:21万円以上
【待遇・福利厚生】
・社会保険完備(厚生年金・雇用保険・健康保険・労災保険)
・年1回昇給あり(業務実績による)
・退職金制度あり(勤続1年以上)
・住宅手当制度あり
・通勤手当あり
・産休・育休制度あり
・定年制あり一律65歳、再任用あり
【勤務時間】
7:50‐17:00(休憩70分)
【休日・休暇】
・完全週休2日制(土日)+祝日+年次有給休暇(労基法に基づく)
【選考プロセス】
  1. 電話またはメールで本社まで直接お問い合わせください
  2. 書類選考
  3. (現場あるいは工房見学、会社案内など各希望対応可)
  4. 面接
  5. 採用
【応募方法】
電話またはメール
【採用窓口・お問い合わせ先】
株式会社小西美術工藝社 本社
〒108-0014 東京都港区芝4丁目4番5号 三田KMビル3階
TEL 03-5765-1481
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