重要文化財

志波彦神社鹽竈神社

しわひこじんじゃしおがまじんじゃ

所在地:宮城県塩竈市一森山1‐1

工事名称:鹽竈神社 別宮本殿、左宮本殿、右宮本殿、別宮拝殿、左右宮拝殿保存修理工事
工事名称:鹽竈神社門および廻廊保存修理工事『美しい日本探訪のための文化財建造物魅力向上促進事業』

工期:2011年9月20日~2014年
工期:2016年7月~2018年3月

漆塗 彩色 錺金具

『しおがまさま』と呼ばれ親しまれている「陸奥国一之宮」鹽竈神社は、宮城県の海岸線ほぼ中央、塩竈市の中心部に所在し自然豊かな境内地で、一森山の小高い丘にあります。

「第十八回鹽竈神社式年遷宮」における御社殿の保存修理工事として、平成23年より平成26年にかけて、重要文化財に指定される14棟の建造物のうち、別宮本殿、左宮本殿、右宮本殿、別宮拝殿、左右宮拝殿、門および東西廻廊に加え、神饌所が施工の対象となりました。そのうち、門および廻廊は『美しい日本探訪のための文化財建造物魅力向上促進事業』として、平成28年~30年にかけて建物外部の塗装・木部材の部分修理を中心に作業いたしました。

鹽竈神社では、拝殿の屋根を除く建物全体は漆塗、蟇又(かえるまた)・入母屋(いりもや)の彫刻部分に極彩色(ごくさいしき)の塗装が施されており、垂木木口(たるきこぐち)まで錺金具が取り付きます。それに対し本殿は、塗装が無く白木に錺金具が取り付けられています。この本殿の造りは、全国の著名な神社に沿ったものと考えられます。

このページを共有する